こんにちは。
皆さんはベンジャミン・フランクリンをご存じですか。
100ドル紙幣に肖像画が描かれている人?
名前は聞いたことがあるけど、くわしくは知らない!
アメリカのロングセラー「フランクリン自伝」を読むと、この人の生涯や、より良く生きていくための方法がわかります。
目次
1.フランクリンとは
18世紀の米国において、政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者と幅広く活躍された人です。
ベンジャミン・フランクリンは米国の100ドル紙幣に肖像画が描かれていることでも知られています。
大家族に生まれ、10歳で父親の仕事を手伝い、印刷業で成功した後、政界に進出し、アメリカ独立に多大な貢献をしました。
「フランクリン自伝」は米国でロングセラーとなっています。
この本では、フランクリンの少年時代から成功に至るまでの道のりが書かれており、自己啓発書の原典とも言われています。
2.「フランクリン自伝」で印象に残ったポイント
フランクリンは、「道徳的完成に到達しよう」という不敵で困難な計画を思い立ちました。
そのため自分にとって必要な13個の徳を定めました。
その主なものは以下のとおりです。
〇節制…飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
〇沈黙…自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
〇規律…物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
〇決断…なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
〇勤勉…時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。 無用の行いはすべて断つべし。
〇中庸…極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
〇平静…小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
岩波文庫「フランクリン自伝」
フランクリンは13徳を身につけるため、まず一つ目の徳をその週の課題として厳重に注意することとしました。
次の週は2つ目の徳を課題として、13週で全コースを一まわり。1年でこれを4回繰り返すこととしています。
3.「フランクリン自伝」を読んだ感想
私がはじめて「フランクリン自伝」を読んだのは、社会人になって間もない頃でした。
アメリカ建国の父、フランクリンの生涯が赤裸々にかかれていることに加え、13徳の内容やそれを習得するための工夫などが興味深く、13徳のうち、自分にとって重要と思われる内容にアンダーラインを引き、時々読み返していました。
今後のリタイア生活を、節度を持って過ごすため、フランクリンの13徳のうち、自分にとって重要なものを一つずつ週の課題にしたいと思います。
フランクリン自伝から学ぶことが多くありました。これからも自分が尊敬する歴史上の偉人について、掘り下げて学んでいきたいと考えています。
まとめ
18世紀のアメリカでマルチに活躍したベンジャミン・フランクリンの生涯、凡人である私でも学ぶところは大きいと思いました。
とりわけ、フランクリンの13徳は、よりよく生きる上で指針となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク