めざせ!プチFIRE

~少し早くリタイアしてゆったり暮らそう~

『働かないって、ワクワクしない?』を読んで、充実したリタイア生活の準備を!

こんにちは。

・いままで仕事中心の生活を送ってきたので、リタイア後の生活に不安がある。
・FIREを目指しており、達成後は充実したFIRE生活を送りたい。

このような人には、『働かないって、ワクワクしない?』(アーニー・J・ゼリンスキー/著)をおすすめします。

この本には、リタイア後に充実した自由時間を送るためのヒントが詳しくかかれています。

目次

1.この本の特徴

この本の著者は、29歳で仕事を辞めて以降、定職に就かず、クリエイティブで充実した活動に関わってきました。

その間、いろいろな人から、あり余る時間を退屈せずにどうやって過ごしているのか、と問われました。

世の中には、自由時間を持て余している人が実にたくさんいることを知り、自由時間の楽しみ方を語るべくこの本を書くに至ったそうです。

この本は充実した自由時間を送りたい人の意欲をかきたてる内容となっています。

2.印象に残ったポイント

(1)自由時間の位置づけの変化

古代ギリシャ人にとって、自由時間は、思考し、学習し、自分自身を発達させる、最も生産的な時間でした。

この考え方は、プロテスタントの職業倫理の出現によって打ち砕かれました。

仕事が生産的な活動になり、自由時間は休息のための時間となりました。

さらに私たちは、勤労は美徳であり、働かないことに罪悪感を持つように育てられています。

仕事中心、金中心の精神構造を捨てないと、幸福のために何が大事かわならなくなっているのでは。

ほどほどに働いて、もっとのんびりした自由時間を楽しんではどうでしょうか。

 

(2)自由時間に満足するための3つのニーズ

①新しい枠組を構築する

引退すると、仕事の中で持っていた生活の枠組みが突然消えてしまいます。

そうすると、私たち自身の枠組みを構築しなければなりません。

1日2回運動する、定期的にコーヒーショップに通う、など。

②目的をもつ

統計によると、引退した人で人生の目的がない人は長生きできないそうです。

コミュニティ活動などに貢献する、創造的な表現を身に着ける、人生の楽しみを他の人々に教える、など自分が情熱を持てる目的を持つと良いでしょう。

③共同体意識を生み出す

職場で得ていた社交のシステムを失ったら、友人、隣人、クラブ、地域などに目を向けてみましょう。

 

(3)自由時間のアイデア・ツリーを書く

リタイア後に自由時間をどのように過ごすべきか悩んでいる人は、自由時間の活動のアイデアを生み出すために、以下の3項目について思いつくままに、リストアップするのも一つの方法です。

  •  現在、夢中になっている活動
  •  以前、夢中になっていた活動
  •  したいと考えている新しい活動

これについてマインドマップを作成してもよいでしょう。

出てきた項目のうち、優先度の高いものを当面の活動とします。

このアイデア・ツリーを定期的に更新して、新しい活動メニューとすることもできます。

3.読んだ感想

この本を読んで、さっそく自由時間のアイデア・ツリーを作成したところ、「以前、夢中になっていた活動」について、子どものころに熱中したアニメや漫画、音楽など、いろいろなことが思い出され、あっというまにたくさんの活動候補が出来上がりました。

まさに人生5回分の活動リストとなりそうです。

リタイア後の自由時間の活用方法について、この本からここまで具体的なアドバイスがもらえるとは思っていませんでした。

この本をリタイア生活の参考書として、手元に置いて、何度も読み返したいと思います。

ただ、この本は、絶版されているのか新刊の在庫が見当たりません。

Amazon等で古本がいくつかあるようです。

まとめ

この本は、引退してからの自由時間を、いかに楽しく有意義に過ごすかを具体的に示しています。

仕事熱心でリタイア後の生活に不安がある方や、充実したFIRE生活を目指す方にとって、有益な情報が満載されています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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