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~少し早くリタイアしてゆったり暮らそう~

資産運用の出口戦略について学ぼう:『つみたて投資の終わり方』が教える

こんにちは。

・老後に備えて投資信託を積み立てているけど、定年後はどうしたらいいの?
・運用資産が退職の時に暴落したらどうしよう?

このような心配のある人には、ファイナンシャル・プランナーのカン・チュンド氏著/「つみたて投資の終わり方」をおすすめします。

目次

1.この本の特徴

この本はこれまで積上げてきた金融資産をどのように取り崩していくか、いわば資産運用の出口戦略について解説したものです。

想定する読者は、低コストの投資信託で積立投資をしていて、おおむね10年以内にリタイアを迎える人です。

もっとも積立投資の出口戦略を知った上で、資産を積み上げる方が効果があるので、若い人が読んでも有益な内容となっています。

この本の著者である投資信託クリニック代表のカン・チュンドさんはオンラインで資産運用やその取崩しに関するカウンセリング業務を行っています。

資産運用の出口戦略についてとても有益なこの本は、kindleで出版されており、極めて安価となっています。

 

2.印象に残ったポイント

〇リスク資産の割合を下げる

これまで投資信託を積立て、リスクが過大になっている人は、リタイアの日に向けて、預金などの安全資産の割合を高める必要があります。

〇リスク資産の中身をスリム化する

多数のファンドを持っている人は、インデックスファンド一本に集約することで、リタイア後の資産管理や取崩しの作業を簡素化できます。

〇毎年一回、総資産から一定率を取り崩す

毎年一回、総資産から一定率(総資産の期待運用収益率)を取り崩します。その際、安全資産とリスク資産の比率が変わらないように安全資産、リスク資産の割合を調整します。

(詳しくは「つみたて投資の終わり方」を参照ください)

 

3.「つみたて投資の終わり方」を読んだ感想

実は私はこれまでに2回、カンさんの資産運用のコンサルを受けたことがあります。

カンさんのコンサルを受けたおかげで、それまでたくさんの種類の投資信託ETFなどを保有していたところ、投資信託(全世界株式)一本にスリム化する等、今後の資産運用についてたくさんの有益なアドバイスをいただきました。

運用資産のスリム化によって、リタイア後の資産管理がかなり簡素化される見込みです。

また、リタイア後の取崩し方法については、この本のやり方がベストではないかと思います。

セカンドライフでは資産管理は極力省力化して、自分のやりたいことに思いっきり時間を費やしたいと考えています。

「つみたて投資の終わり方」を読んで、資産運用の出口戦略について、一貫性のある考え方を身に着けることができましたので、早期リタイアを待ち遠しく感じています。

 

まとめ

「つみたて投資の終わり方」は、資産運用の出口戦略について、簡潔で効果的なやり方を解説しています。

金融資産の取崩し期に向けて、

〇リスク資産の割合を下げる。

〇リスク資産のスリム化を図る。

〇毎年一回、総資産から一定率を取り崩す。

これらにより、金融資産を長持ちさせることができます。

資産運用の出口戦略をシンプルなものにすることで、充実したセカンドライフを過ごすことに集中することができます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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