こんにちは。
- 早期リタイアしたいけど、何かと不安もあって迷っている。
- 今やりたいことがあるけど、仕事が忙しいので先延ばしにしている。
こういった人には、「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス著)をおすすめします。
人生において、やりたいことを先延ばしせず、健康で体力のある間に経験することの大切さなどについて書かれており、学びの多い本です。
目次
1.この本の特徴
死ぬまでに使い切れないようなお金を貯めることに労力を注ぐのではなく、一生の思い出になるような経験をしよう。そして今すぐ人生を最大限に楽しもう。これがこの本のテーマです。
イソップ寓話のアリとキリギリスでは、勤勉なアリが称賛されますが、アリのような働きづめの人生で本当に良いのかと著者は問いかけます。
この本によって、固定観念を取り払い、自分の人生を豊かにするための方法について知ることができます。
2.「DIE WITH ZERO」で印象に残ったポイント
人生の最後に振り返ったとき、自分の手元に残るのは「思い出」です。
「思い出」をたくさん残すためには、豊かな経験を積むことが大切です。
経験の豊かさが、充実した人生につながると言えます。
ヨーロッパ旅行や家族とのバケーションなどの経験は、高齢になれば体力がなくなったり、子供が自立したりするなどして、以前ほど楽しめなくなります。
経験は、その瞬間の喜びだけではなく、かけがえのない「思い出」として、その後の人生を豊かなものにしてくれます。
余命数週間の患者に人生の後悔を聞いたところ、死ぬ時に後悔することの第一位は、「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」です。
他人が望む人生ではなく、自分の心のおもむくままに夢を追い求めればよかったとのことです。
第二位は、「働きすぎなければよかった」です。
仕事優先の人生を生きてきて、子どもやパートナーと一緒に時間を過ごせなかったことを深く後悔していたとのことです。
人生の終わりを意識することで、残された時間をなるべく後悔のないよう有意義に過ごしたいものです。
そのために「タイムバケット」というツールがあります。
現在をスタートにして、人生を5年または10年の間隔で区切って、それぞれの区間に、死ぬまでに実現させたいことをいれます。
「タイムバケット」によって、残りの人生で、何を、いつ実現したいのかが明確になります。
3.「DIE WITH ZERO」を読んだ感想
私は、世間一般より少し早くリタイアしたいと考えています。
ただ、周りの人は皆65歳まで働く考えの人ばかりで、「自分の考えは間違っているのだろうか。後で後悔するのでは」と弱気になることがあります。
「DIE WITH ZERO」を読んで、元気な間にやりたいことを実現し、思い出をつくって、後悔のないように生きようという気持ちを強く持つようになりました。
他人が望む人生ではなく、自分の心のおもむくままに夢を追い求めたいと考えています。
「金融資産ゼロで死ぬ」ことは無理だと思いますが、元気なうちに経験したいことには、思い切ってお金を使おうと考えています。
まとめ
人生の最後に振り返ったとき、自分の手元に残るのは「思い出」です。
「思い出」をたくさん残すためには、豊かな経験を積むことが大切です。
経験の豊かさが、充実した人生につながると言えます。
この本を読むと、その大切さを再認識させられます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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